『311 失われた街 展』を観た

展覧会・イベント


12月24日まで乃木坂のTOTOギャラリー・間で開催の『311 失われた街 展』を観てきた。

東日本大震災復興支援『失われた街 LOST HOMES 模型復元プロジェクトによる14地点の地震/津波被災前の街を復元した模型。2フロアの会場内には壁面にプロジェクトの概要や様々なデータ、フロアには台座に設置された白い模型が展示されている。それぞれの模型には被災前と被災後の航空写真が添えられている。

静寂な白い空間に白い模型群。一見すると無表情に思えるこの展示だけれど、写真を観て地図を見て模型を眺める…上から、腰を落として水平に、すると模型のどこかから何かが聞こえてくるような気がする。

被災地の惨状をありのままに写真や動画で伝えることは今までにもたくさんの人や団体によってされてきた。この展示にはフラットな視点の航空写真以外に悲惨な状況を直接見せているものはない。しかし、この一見無感情でフラットな展示からは想像力を介して被災地のことがより色濃く刻まれる気がした。これから先、長い時間のかかる被災地の復興と、今すぐ誰もが危機感を持って動かなければ間に合わない日本の未来、そのどちらにも欠かせないのがひとの想像力だと僕は思ってる。

TOTOギャラリー・間での展示は12月24日まで。直接足を運べる方は是非自分の目で観て自分の頭で想像してほしい。時間が合わない方は2012年1月15日まで東京都現代美術館で『失われた街-三陸に生きた集落たち-という同じプロジェクトからの別の展示があるのでこちらを観に行くのもいいと思う。僕も観たい。

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