『Demian』制作過程と解説

demian-01岩波文庫の本をテーマにしたアートプロジェクト『書楼ビブリコルウル』との最初のコラボレーション作品として制作したのはヘルマン・ヘッセ 作、実吉 捷郎 翻訳の『デミアン』をモチーフにしたミクストメディア作品。

作中で主人公のジンクレエルが描いた一枚の絵のイメージをメインに、岩波文庫の表紙、デミアンの初版本の意匠をリミックスして構成しました。

制作過程
今回の作品は文庫本の書架としての機能が重要。画面の左下部分に本がはめ込めるようになっていて、作品自体が本を拡張したものというコンセプトで制作しました。制作過程の写真では顔部分の試行錯誤が見て取れますね。

今回、書楼ビブリコルウルとのコラボレーションでアートピースを制作するにあたって、最初のモチーフは何にしようかとの打ち合わせで、僕が最初に自分で買った文学作品が岩波のデミアンだという話をしたら、すぐに決定という運びになりました。

誰にでも強い思い入れがある一冊というものがあると思います。そういう思いを形にするアートピースを作っていくこともこれからやっていこうと思うのです。それは時に今回のような壁掛けの書架として、また時には本を差し込める彫刻の形で表れるかもしれない。本の持ち主と本との間にある関係をどう表すのか、とてもやりがいのあるテーマだと思う。

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