2月の頭に今回のお話を頂いてから約3ヶ月間、舞台を観に来てくれるお客様の笑顔を思い浮かべて頑張ってきましたが、とうとう本日千秋楽。 幕が上がってしまうとあっという間の6日間でした。
舞台美術の設置日には現場合わせの施工が多くてうまくいくかどうか不安も大きかったし、実際重要な部分の仕掛けがうまく行かなくてものすごく焦ったりしたけれど劇団のみんなや役者のみなさんが非常に温かく、力を貸してくれてなんとか乗り切ることが出来ました。 仕上がった舞台セットはお客様からもお褒めの言葉をいただくことも度々あって、本当に毎日充実しています。 あと2回の上演、舞台の灯りが解かれる瞬間まで美術監督として気を緩めること無く取り組みたいと思います!
最終日となる本日4月25日の上演は『オールド セイブルック』が16時~、『セントラルパーク ウエスト』が20時~と、各演目1回のみです。 おかげさまで本日は平日にもかかわらずチケット完売、満員御礼での楽日となる予定です!!
今日の演劇・舞台用語
『千秋楽・楽日』
興行の最終日を千秋楽と呼ぶことは一般的で、ほとんどの方が説明なく理解できると思います。 略して楽日とも呼ぶことがありますね。
この『千秋楽』という言葉、縁起をかつぐ舞台人からは“秋”の字に“火”が含まれることで、木製の芝居小屋が多かった時代には演技が良くないということで“火”を縁起物の“亀”に置き換えて『千穐楽』と表記されることも少なくなかったそうです。 千穐楽と表記すると字面が粋な感じですね~!