映像制作依頼のヒントとお知らせ

お知らせ

今回の記事では、まず僕が今まで映像で何をしてきてこれから何をするのかを紹介した後にヒデリーノとして個人で請け負ってきた映像制作サービスについてのお知らせをお伝えします。

そして、これから映像制作を誰かに依頼したいと考える人のために、できるだけトラブルを回避しながら希望の映像を得るためにどんなことが必要かをヒントとしてまとめてみようと思います。

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今までに僕が作ってきた映像

僕が初めて映像を作ったのは2007年、愛媛県松山市のアートNPOカコアが行ったアサヒアートフェスティバル参加プログラムの中で自分の作品のコンセプトを拡充するプロモーションとして制作上映した顔のクローゼットでした。これはイベントに参加してくれた愛媛県在住の一般の方々数十人にインタビューを行いながら顔写真を撮影して、そのすべてを重ねて一つの顔を作るという作品で、最終的にその顔をプリントしたTシャツを着てもらうというプロジェクトでした。

その後は当時運営していたインディーズTシャツストアの商品プロモーションとしての短い映像を制作。この当時はまだビデオカメラは高価で手が出なかったこともあり、レンズ一体型デジタルカメラのビデオ撮影機能を利用して撮影、Windowsムービーメーカーで編集していました。

当時の映像はこんな感じです。
※YouTubeで動画ページを開きます

その後、スマートフォンを手にした頃からはiPhoneに一眼レフカメラ用のレンズを取り付けて撮影するようになり、音楽ライブの撮影などを行うようになります。この頃、自分の見ている日常も動画撮影で記録し始め、現在まで継続している動画ライフログのプロジェクトを始めることにしました。

スマートフォンのカメラでは表現力に限界を感じてデジタル一眼レフカメラを手にしてからはインディーズミュージシャンのライブ撮影やアーティストの作品をプロモーションするための短い映像、各種イベントの記録映像、VPと呼ばれる企業のプロダクトやサービスを紹介するための映像制作などを度々ご依頼いただきました。

個人的にも作品の制作過程を記録したタイムラプス映像や商品のプロモーションのための短い動画などを作っています。また、毎日の断片を繋げていく動画ライフログのプロジェクトも継続中。

作品制作のタイムラプス映像
ボールペン画『Sunny Day』制作タイムラプス3:26

今までに制作した映像の多くはYouTubeチャンネルにて公開しています。
※YouTubeではチャンネル登録者数が1000人を超えると広告収入が得られるようにシステムが変更されました。僕のチャンネル登録者数はそこに足りていないので、ヒデリーノの創作活動を応援してくれる方は是非ご登録を!

hiderino YouTubeチャンネル

個人での映像制作の現在から

高性能なデジタルカメラが安価で手に入るようになって、編集アプリも一般ユーザが使いやすくなり、個人で映像を制作するハードルは非常に低くなりました。YouTubeなどへの動画投稿サイトを普段から利用する人もどんどん増え、それに伴って個人で映像制作の受注を行う人も増えています。

そんな世間の環境の変化を感じながらたびたびご依頼に沿って映像を作らせていただいていましたが、僕自身の環境も変わり、多様なご依頼への対応が難しくなってきたためしばらくの間受注を休止していました。

休止の間に映像制作サービスで僕が提供したかったこと、できたこと、できなかったことなどを色々考えた結果、これから先僕が映像でやりたい事がこれまでとは違ってきているなと思い至ったのです。

個人としての映像制作サービスを終了します

短くない休止期間中にサービスの再開も検討したのですが、スケジュールの確保が難しい働き方をしている現状では映像制作のサービスを継続することは難しいと判断して終了することを決めました。

今後は自分の作品としての映像を作ることに専念します!

ヒデリーノと映像の今後

現在、アート作品の創作活動の他にも仕事を持っています。その仕事も映像関係なんですが、教育関連の職場なので毎日勉強になることが多く、この歳にして改めて勉学への興味も膨らんだりしています。僕は独りで創作活動だけに打ち込んでしまうと世捨て人のように社会から自分を切り離してしまう傾向が強いので、社会との繋がりを持っておくことも芸術家として大事なことだと思っているのです。

創作活動としての映像制作は、絵画や立体造形物を主体とした映像作品を作っていく予定です。もともとそういうものを作るために映像に関して勉強してきたので本筋に力を注ぐという事になりますね!


映像制作依頼のヒントと手順

最後に、映像制作を依頼する際に準備しておくべき事や気をつける事など、いいものを作るためのヒントになりそうなことを大まかな流れとともにお伝えします。個人間での依頼ではもちろん、クラウドソーシングでの募集時にも参考になるようポイントをまとめてみました。

どんな依頼でも同じ事だと思いますが、自分がその分野において素人だからと萎縮せず、わからない事は謙虚かつ率直に聞くことが一番大事だと思います。何より、他の誰でもなくあなただけがあなたが必要としている映像のことを分かっているのですから自信を持ちましょう!

依頼前の準備

  1. 何故映像が必要なのか

    映像を作るからには何か目的があるはず。その目的を満たすために必要なものは本当に映像なのか。まずはそこからしっかり見極めましょう。目的がはっきりしていると映像制作の方向性も明確になります。

  2. どんな映像が必要か

    何をどうするための映像なのか、誰に見てほしいのかが明確になるとどういう映像が欲しいのかも見えてきます。それは映像の長さや演出、外での撮影なのかセットが必要なのかなど、映像の規模を具体的にイメージするステップです。参考になりそうな映像を探してみたり、自分の中で完成のイメージをある程度具体的に思い浮かべておきましょう。記号や図形で描いたような簡単なものでいいので絵コンテを用意してみると伝えたいことが自分で理解できるようになります。

  3. どのくらい制作費を用意できるか

    予算を明確にしておくことはとても大事です。しかし、「できるだけ安く」と金額だけを見るのは最良の方法ではないかもしれません。相場を調べてみることも必要ですし、自分にできないことを誰かに頼む場合、要求する内容に応じて費用も変わることは考えておくといいでしょう。おおまかに、撮影に入るまでの作業にかかる費用(打合せ・ディレクション・キャスティング・ロケハンなど)、撮影にかかる費用(人件費・機材費・雑費など)、編集にかかる費用(編集・ポストプロダクション・修正/変更など)の3段階で考えると割り出しやすいですね。制作費をあまりかけられない場合、依頼人側でできることを賄う選択肢もありますね。

  4. いつ迄に仕上げて欲しいのか

    予算と同じくらい納期も大事です。最終的な期日を明確にしておけばできるだけ早くと急かしてしまったり自分自身が焦れることも防げます。納期は余裕をもって設定することが望ましいですね。

依頼のときに伝えるべきこと

  1. まずはどんな映像が必要なのかを伝えます

    できるだけ具体的に作りたいものを伝えます。参考になる動画のURLなども用意しておきましょう。この段階で依頼される側は制作規模や要求されるスキル、必要な機材などを把握できます。

  2. クオリティを決めるのは納期と予算

    納期が明確なら依頼される側はスケジュールの調整が楽になります。予算は値切る気持ちで駆け引きするよりも無理なく用意できる金額を伝えるとスムーズに運ぶ可能性が高いです。この時点で依頼された側はスケジュール的に可能か、予算内で何ができるかを判断することができます。相見積もりをとることもあるかもしれませんが、他社の提示金額を引き合いに出して値下げを要求するのは良い方法ではないと思います。

  3. 完成した映像の用途を伝えておく

    webでの公開用なのか、イベントなどで上映するのか、または複数の用途を考えているのかなど、伝えておきましょう。用途が変わると映像の仕上げ段階で作業を分ける必要もあり、用意する機材も変わったりします。

打ち合わせの時に確認すべきこと

  1. 必ず押さえたいポイントを伝える

    この映像の中で必ず伝えなければいけないこと、撮らなければいけないものなど必須の条件は必ず明確に伝えましょう。口頭で伝えるだけではだめです。必須事項は文書に明記しましょう。ここが明確になることであなたが求めている映像は実現に一歩踏み出します
    参考資料や商品・サービスを説明するために必要なものも持参します。商品の紹介では現物があるなら用意すべきです。音楽ライブの撮影ならセットリストやサンプル音源の用意、会場の見取り図も必要です。
    この段階で相手が得意としている演出方法や画作りについて、自分が求めている映像とズレていないかを再確認しましょう。

  2. 予算内で何をどこまでやってもらえるかを確認する

    予算と内容の擦り合わせです。もしもあなたの側で賄えることが有りそうなら提案してみるのもいいでしょう。車両や撮影場所の手配、撮影日の食事、映像内で必要な画像の用意など、依頼側も同行したり負担することで費用を軽減できる部分はまだまだ見つかりそうですね。
    予算と制作規模が釣り合わない場合には、希望する内容にはどの程度の予算が必要で、提示している予算で可能なことはどのくらいに留まるかを聞いておくと参考になります。予算が少ないことや映像制作のことを知らないのは全く恥ずかしいことではありません!

  3. 撮影、編集、修正を含めて最終的な納期を合意する

    納期の決定には、最終納期だけでなく仮編集の確認や修正の期間も含めたスケジューリングが必要です。納期の合意とともに重要なのが仮編集後の変更・修正の範囲や回数についての確認です。変更・修正の指示内容によっては別途変更作業費が必要になったり、再撮影が必要になることもあります。『修正』に含まれ予算内で対応できる範囲や回数、『変更』に含まれる場合の条件など、しっかり把握しておきましょう。
    また、納品方法についても決めておきます。

  4. 事前に決められることはできる限り明確にしておく

    打合せ時には時間の許す限り映像制作に関して分からないことや不安に思っていることを伝え、撮影前に決められることは可能な範囲で決めておきましょう。打ち合わせで決定できなかった部分もメールなどで詰めていくならレスポンスを早くすることを心掛けます。ここまでに合意していないことが撮影中や編集作業中に発生した場合、すぐに確認するようにします。当然、相手にもそうしてもらえるよう伝えておきます。

いざ撮影日

  1. 関係者と撮影スタッフ間の紹介をきちんとする

    まず、可能な限り打合せまでの段階でやり取りした担当者が現場に同行すべきです。現場がスタジオなのか、ロケなのか、店舗内なのかなど環境は様々だと思いますが、撮影スタッフを必ず現場関係者に紹介します。このとき、撮影場所が依頼人側での手配になる場合、現場で何人のスタッフがどの範囲を撮影で使うのか、時間はどれくらいになるかなど、相互的に確認します。食事やトイレ、喫煙に関する案内も必要ですね。

  2. 撮影の段取りを再確認

    タイムテーブルの共有は必須です。特にイベントの記録撮影などの場合、いつどこで何を撮るべきか必ず確認します。相手がプロだからと説明や確認を疎かにして現場が混乱したり、案内が不十分だったりすると撮りこぼしが出てしまうこともあります。
    当日の撮影スケジュールをもとに進捗をメモしておくと確認ミスが防げそうです。

  3. 必ず押さえたいポイントは現場でも確認する

    必須のポイントは必ず撮影に立ち会って確認します。撮れたものを実際に再生してもらって確認してください。撮影スタッフにとっても現場で確認が取れるかどうかは重要です。

納品された映像に変更や修正が必要なとき

  1. 変更や修正は明確な言葉で伝える

    仮編集映像が届いたら、まずは予定通りのものができているかを確認します。このとき、事前に取り決めたことが判断基準になります。ここまでの段階で確認した色や演出などと違う部分に関しては修正依頼を伝えて再編集を待ちます。取り決めに無いけれどこの段階で思いついたことは修正ではなく変更です。
    事前の取り決めと確認を重要視してきたのは、この段階で一番トラブルが起きやすいからです。
    相手に修正や変更依頼を伝える際に大事なことは明確な言葉で伝えることです。曖昧な指示や意図が不明瞭な指示は良い結果を遠ざけます。

  2. 事前の取り決めを守る

    再編集依頼に関する取り扱いは事前の取り決めに従って進めます。そこに無いことが起きた場合は双方の落としどころを探る必要もあります。これは例外だからと無理を通すようなことは避けたいです。

  3. 仕上がりを見て…

    再編集を経て仕上がった最終版の映像を見て『イメージと違う』と感じることがあるかもしれません。それがもし映像制作者が事前に提示した作例と見比べて著しくクオリティが低かったり、再編集を経ても事前に取り決めた内容を満たせていなかった場合にどうするかは、これも事前に合意を得ておく必要があります。
    明確な判断基準なしに仕上がりに不満があるからと値切ったりするのは良い選択ではありません。映像自体がお蔵入りする可能性もあります。
    良い映像を作るために、事前のイメージ固めから打合せ、撮影編集と、依頼主と制作者が信頼関係を築きながら進んでいくことが大事です。

完成!

出来上がった映像はどこでいつからいつまで見られるのか制作者にも伝えましょう。ウェブサイトやSNSで紹介してもらえるかもしれません。

以上を参考に、スムーズな映像制作依頼と希望に沿った仕上がりを得られるよう、楽しんでくださいね!

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