僕が知らずにSNS離れしていた理由がわかった

日刊ヒデリーノ
※この記事の1ページ目はnoteでのヒデリーノの記事の転載です。
「ロマンチストで悪いか」での独自な内容は2ページ目に掲載。

 あやつり人形をつくったり、絵を描いたり、映像をつくったりするヒデリーノです。 いままで、作品はウェブサイトにまとめて普段の創作活動はブログのほかにInstagramtwitterfacebookなどのSNSで伝えてきましたが、なんだかこの数年はSNSを日々チェックしたり何か書き込んでいくことが習慣ではなくなって、すっかりオフラインの人になっていました。

何度も失敗する再起動

 もう一度SNSやブログでの発信を継続するようにがんばるぞ!と、決心してしばらくは発信できるんだけど、急に仕事が立て込んだりするとすっかり日々の忙しさに気を取られていつの間にかまた発信が止まってしまう。 再起動のたびに今度はこんなふうに記事を書いていこうとか、こういう人たちに向けて作品をつくって発信していこうとか考えて、頑張って作ったり描いたり継続して発信し続けるために努力をするんだけど、何かのきっかけでいつの間にかその勢いは急激に萎えてしまう。 そんなふうに何度も再起動に失敗してきた。

僕も世界も既に変わっちまっていた

 こりゃもうだめかもしれないなぁ、向いてないのかもしれないと、ほぼ放り出すつもりで今まで書いたことを眺めたりしていたら続かなくなった理由がわかってきました。 SNSやブログ、創作活動などを頻繁に発信していた頃は僕自身が楽しく気の向くままに作品をつくったり、SNSでも誰に気兼ねすることなく自由な内容で発言していたんですよ。 それが変わったのには2つの要因があることに気が付いた。

 この数年で自分自身が結婚したり会社組織の中で仕事をするようになって自然と発信する内容に歯止めがかかるようになったことが一つ。 もうひとつは世界の変容。 特にインターネットと社会のことについて日々考察をせず漫然と過ごしていた僕には気が付きにくかったんだけれど、SNSを含めたインターネットの存在や認識が以前と全く違うものになっていたこと。

 以前は同好の士の集まりみたいなものだったSNSはいつの間にか一般に認識されて誰もが知っているものとなった。 ごく一般的なリアルな世界での一般人の間での会話にも普通にSNSでの誰かの発言が話題に挙がるし、TVの番組内でも頻繁に取りざたされるようになった。 こうなると当然悪い面のほうが強く表れる。 いつの間にか異様なローカルルールやマナーじみたものが常識として認識される事態にまで発展して、一種の文化が形成されるのを見て取ることができるまでになった。 こうなるともう個人が自由気ままに振舞うことなんてなかなかできやしない。

 そういう急激な世界の変容の中に身を置いていても気が付かなかった(もしくは気づかないでいたかった)のはもしかすると正常性バイアスか何かのせいかもしれないけど、つまり、変わっちまった世界と同じく変わっちまった自分の間に生じたギャップによるSNS疲れが起きていた。

自分が悪いわけじゃなかった

 こうして僕はいつの間にか、自分でも知らない間にSNS離れしていた。 理由がわかれば大したことじゃなかったというか、自分の根気が足りないからだとか飽きっぽいからだとかいった、気持ちを萎縮させ硬直させる要因が除外できたんだからラッキーだ。 それともうひとつ大事なことに気が付いた。 僕は自分でも気づかないうちに“発信”をやるべきことだと思い込んでいたようなんだけど、そういう考え方で何かを誰かに楽しく届けることなんてできないよね。

自分の心に従う

 これからは人に読んでもらうために“記事”を書こうとせず、誰も損しないことだけを好きに書けばいいし、作品作りだって作りたいものが生まれたら作るだけだし、誰かが待っているものとして創作活動の報告をしなくてもいい。 ひとの反応や見られ方を気にしないで自由気ままにやれるなと、今は感じてる。 ついでに仕事も自分の心に従って選択していくことにしようかな。 そんなに簡単じゃなさそうだから簡単になるように頑張ってみよう。

 まずは毎日撮り溜めてる動画の編集から手を付けはじめた。 これも止まってたんだけど、2011年12月から毎日動画を撮り続けてて、それを一日1秒ずつ繋げていく365secというプロジェクトをやっています。 いったん2016年まで編集したものをYouTubeとプロジェクトのブログに載せていたんだけど、これをまとめようかなとなったときにどうしても編集からやり直したくなってしまい、公開を停止。 再編集作業の膨大さから途中で仕事に忙殺されたまま放置していたのだ。 いや、動画撮影だけは継続しているから日々編集待ち素材が溜まっていってどんどん手が動かなくなっていったのだ。 やっと、9年目のいまやっと再編集を再開したのだ! さっきちょうど2012年の分がエンコードし終わった。 引き続き進めていくけど、先は長いなぁ。

 次回、365secの最初の一年を掲載します。 たぶん!

・・・次のページへつづくよ

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