daily hiderino-2012,04,30

彫刻という手段が自分の肌に合うことに気が付いてから、より彫刻することが身近に感じられるようになった。例えば絵を描くとき、紙やキャンバスを用意して画材を準備していざ、となると真っ白い画面を前に考えてしまうことが多いんだけど、彫刻の場合は素材を手に取ればたいてい彫るべきものの完成の姿が頭の中と手の間でガッチリと結びつく。引き算のものづくりという表現を以前用いたように、彫刻には後戻りしない潔さと自分の手とイメージを信じて刃を進める覚悟のようなものが必要になる。

いまつくっているこの作品は僕がずっと好きなもの、映画が自分の中でどういうふうに見えているのかを形にする試み。今回題材に選んだ作品は完成した時に発表しよう。あまりにマイナーな作品で今から興味を持った人がその作品を見る機会に乏しいことが残念…というか、チョイスを誤った感がある。