daily hiderino-2012,06,20

台風4号が通り過ぎた。横浜。ショートショートフィルムフェスティバル2プログラムを観にBrillia ShortShorts Theaterへ。観たのはジャパン部門の5作品とストップ!温暖化部門の10作品。ジャパン部門の方ではtwitterなどで交流させていただいている清野優美さんが出演している作品『A LITTLE WORLD』も上映。5作品それぞれ個性的で、短い時間に画面の中の世界に引き込まれました。ストップ温暖化部門10作品は殆どが海外作家の作品だった。短いものから長いものまで様々なアプローチの10本、僕は台湾のひとりの芸術家にフォーカスしたドキュメンタリー作品『Cherish』が一番印象に残った。道端に捨てられたガラスや廃品を拾ってきて作品をつくっている彼は野良犬に餌をやったり保護活動をしていて、変人のようだが実は環境のことや生命のことを憂いている優しい人物だと家族からも尊敬されている。そんな人物を追ったドキュメンタリー。僕は密かにこのドキュメンタリー映像が最後にフィクションだったと裏切られることを期待して観ていた。実際はドキュメンタリーなんだけど、僕個人としてはこれが創作だったら大喝采を送りたかった。

Cherish
そんなショートフィルムを観終わって劇場を出ると、相変わらず台風のしっぽのような強い風が吹き荒れていた。なんだか目に入ってくる光が優しい気がして空を見上げたら、沈む夕日を反射した空と雲が優しいピンク色とオレンジのグラデーションを描いていた。疲れて荒みかけていた心に暖かい感情が戻ってくるような気がして、目の前の建物に邪魔されずこの空を見上げられる所は無いかと走った。数分間走って歩道橋の上に着いてみたら、最初の風景のほうが空をよく見渡せていたことに気がついた。その短い時間で空の色合いも変わっていた。最初に観た空は動画で撮っておいたんだけど、あまり綺麗には撮れないもんだ。まだ、目を閉じればあの空は残っているような気がする。